Mahara日本語ドキュメント/システム管理者ガイド/Maharaのインストール: Difference between revisions
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このガイドはMaharaのインストールに関するドキュメントです。[[System Administrator's Guide/Requirements|Mahara は他のプラットフォームにもインストールすることができますが]]、このガイドでは主要なプラットフォーム (LinuxおよびApache) にMaharaをインストールする人をターゲットとしています。 | このガイドはMaharaのインストールに関するドキュメントです。[[System Administrator's Guide/Requirements|Mahara は他のプラットフォームにもインストールすることができますが]]、このガイドでは主要なプラットフォーム (LinuxおよびApache) にMaharaをインストールする人をターゲットとしています。 | ||
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Maharaを動作させるには、あなたのサーバにMaharaコードのコピーを置く必要があります。[[Download Mahara|Maharaのスタンダードビルドを直接ダウンロードする]]、またはあなたがgitの使用方法を知っている場合、[[Developer Area/Getting Code from Git|gitリポジトリからプロジェクトをチェックアウトすることができます]] (この選択肢は主に開発者向けです)。 | Maharaを動作させるには、あなたのサーバにMaharaコードのコピーを置く必要があります。[[Download Mahara|Maharaのスタンダードビルドを直接ダウンロードする]]、またはあなたがgitの使用方法を知っている場合、[[Developer Area/Getting Code from Git|gitリポジトリからプロジェクトをチェックアウトすることができます]] (この選択肢は主に開発者向けです)。 | ||
コードを取得した後、あなたのウェブサーバの「htdocs/」ディレクトリ内にコードをコピーしてください。以下のどちらの方法でも適切です: | |||
* ディレクトリすべてをコピーした後、「mahara」のようなディレクトリ名にリネームします - あなたのサイトは、<code>example.org/mahara/</code> のようになります。 | |||
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* または、htdocs/ディレクトリのコンテンツを、あなたのウェブサーバのパブリックディレクトリのトップレベル (通常、htdocsまたはpublic_html) にコピーします - あなたのサイトは、<code>example.orgのようになります。<br /></code> | |||
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あなたがUbuntuに詳しくなく、ファイルのインストールおよびApache設定に関する詳細説明を必要とする場合、[[Mahara日本語ドキュメント/システム管理者ガイド/Maharaのインストール/UbuntuにMaharaをインストールする|ステップバイステップガイドをご覧ください]]。 | あなたがUbuntuに詳しくなく、ファイルのインストールおよびApache設定に関する詳細説明を必要とする場合、[[Mahara日本語ドキュメント/システム管理者ガイド/Maharaのインストール/UbuntuにMaharaをインストールする|ステップバイステップガイドをご覧ください]]。 | ||
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==データベースを作成する== | ==データベースを作成する== | ||
あなたは、Mahara用にデータベースを作成して、そのデータベースにウェブサーバからアクセスできることを確認する必要があります。コマンドラインに関するインストラクションは下記をご覧ください。あなたがCpanelまたは類似のソフトウェアにアクセスできる場合、代わりに、それらのツールを使用してデータベースを作成してください。 | |||
あなたのデータベースのエンコードをUTF8にしてください。以下のコマンドではUTF8エンコードされたデータベースを作成します。あなたがCpanel等の管理システムを使用している場合、UTF8データベースが作成されたかどうか必ず確認してください。 | |||
'''PostgreSQLのコマンドラインインストラクション:''' | '''PostgreSQLのコマンドラインインストラクション:''' | ||
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==データディレクトリ作成する== | ==データディレクトリ作成する== | ||
このディレクトリはアップロードされたファイルをMaharaが書き込む場所です。同様に、実行する必要のあるファイルも置かれる場所です。このディレクトリの主要なポイントのひとつは、ウェブサーバから書き込めるという点です。他の主要なポイントは、あなたのMaharaコードがあるディレクトリ内部に置けないという点です! 実際、あなたがpublic_htmlディレクトリを使用する場合、このディレクトリ内にデータディレクトリを置くべきではありません。 | |||
あなたのウェブサーバで、このディレクトリを作成する必要があります。あなたがpublic_htmlディレクトリを使用している場合、同じ階層にディレクトリを作成してください。あなたはこのディレクトリに「maharadata」のようなディレクトリ名を付けることができます。ディレクトリを作成した後、あなたには以下のようなディレクトリ構造 (ファイルを省略) が見えるはずです: | |||
<code>.../yourusername/public_html</code> | <code>.../yourusername/public_html</code> | ||
<code>.../yourusername/maharadata</code> | <code>.../yourusername/maharadata</code> | ||
あなたはmaharadataディレクトリがウェブサーバのユーザから書き込めるようにする必要があります。あなたはオーナーをウェブサーバユーザに変更するか、777にchmodすることができます。後者はお勧めできません。しかし、あなたが共有ホスティングを利用している場合、恐らく、そうする必要があるでしょう。あなたはFTPプログラムを使用してディレクトリをchmodすることができます。 | |||
</div><div id="section_7"> | </div><div id="section_7"> | ||
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==Maharaのconfig.phpを作成する== | ==Maharaのconfig.phpを作成する== | ||
Maharaのhtdocsディレクトリ内に<code>config-dist.php</code> | Maharaのhtdocsディレクトリ内に<code>config-dist.php</code>というファイル名のファイルがあります。このファイルをコピーして、config.phpというファイル名に変更してください。そのファイルを開いた後、あなたは、内容を適切に編集する必要があります。ファイルのコンテンツはコメントアウトされて、変更すべき内容はそれほど多くありません。しかし、以下の設定に関しては、十分注意してください: | ||
* '''データベース接続詳細情報''' — $cfg->dbname、$cfg->dbuser、$cfg->dbpass、$cfg->dbprefix に適切な値を入れて、データベース詳細情報を設定してください。 | * '''データベース接続詳細情報''' — $cfg->dbname、$cfg->dbuser、$cfg->dbpass、$cfg->dbprefix に適切な値を入れて、データベース詳細情報を設定してください。 | ||
** ''' | ** '''注意''': Moodleとは異なり、あなたはdbprefixを設定する必要はありません。最初にdbprefixを使用せず、動作するかどうか確認してください。あなたが必要だと思った場合、dbprefixを空にして接頭辞を$cfg->dbnameおよび$cfg->dbuserIfに直接追加することもできます。 | ||
* '''dataroot''' - | |||
* '''dataroot''' - ここにはあなたがウェブサーバユーザによる書き込みを可能にしたディレクトリのファイルパスを設定してください。これはファイルシステムパスであり、Linuxでは <code>/path/to/your/directory</code> のように、そしてWindowsでは <code>C:\path\to\your\directory</code><font face="monospace"> のようになることに留意してください。これは</font>http://example.org/maharadata のようなウェブアドレスではありません! | |||
* '''ディレクトリパーミッション '''- あなたがrootアクセスできないサーバを使用している場合、後でバックアップおよび言語パックをインストールできるよう、ディレクトリに0700~0777または類似のパーミッションを設定してください。 | * '''ディレクトリパーミッション '''- あなたがrootアクセスできないサーバを使用している場合、後でバックアップおよび言語パックをインストールできるよう、ディレクトリに0700~0777または類似のパーミッションを設定してください。 | ||
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==Apacheの設定== | ==Apacheの設定== | ||
<span style="background-color: rgb(255, 204, 153)">'''メモ:''' | <span style="background-color: rgb(255, 204, 153)">'''メモ:''' あなたが共有ホスティングを使用している場合、恐らく、この設定を変更する必要はありません。このセクションは無視してください。</span> | ||
シンプルなApacheバーチャルホストの設定で十分です: | シンプルなApacheバーチャルホストの設定で十分です: | ||
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あなたのapache設定に'''ServerAliases'''設定が含まれていないことに留意してください。Maharaには、1つのURIを通してアクセスしてください。このことにより、正しいドメインがクッキーに確実に設定され、この1つのURIに対して、ネットワーク機能のSSL証明書を生成することができます。あなたがサーバエイリアスを使用している場合、2度ログインする必要があるトラブルに遭遇する可能性があります。また、あなたの他のサイトとのSSOに問題が生じる可能性もあります。 | |||
上記と同様に2番目のバーチャルホストディレクティブを使用する場合、あなたはexample.orgおよびwww.example.org両者をサイトアクセスに使用することができます: | |||
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==あなたのPHP設定を調整する== | ==あなたのPHP設定を調整する== | ||
あなたのphp.iniファイル内 (通常 /etc/php5/apache2/php.ini) | あなたのphp.iniファイル内 (通常 /etc/php5/apache2/php.ini) に下記設定があることを確認してください: | ||
register_globals off | |||
magic_quotes_runtime off | magic_quotes_runtime off | ||
magic_quotes_sybase off | magic_quotes_sybase off | ||
Line 155: | Line 152: | ||
==基本的なウェブインストーラーを実行する== | ==基本的なウェブインストーラーを実行する== | ||
config.php ( | config.php (およびApacheの設定、共有ホスティングの場合は不要) の設定完了後、あなたはウェブブラウザを使用してMaharaインストールを実行することができます。インストール画面では、Maharaの使用条件が表示され、同意が求められます。使用条件に同意した場合、「同意」をクリックすることで、あなたのデータベースにMaharaがインストールされます。「続ける」をクリックした後、あなたは管理者パスワードの変更を求められます。そして、あなたは新しいMaharaにログインすることになります。'''おめでとうございます!''' | ||
'''メモ:''' | '''メモ:''' 管理者ユーザ名は「'''admin'''」です。Mahara 1.2以前のバージョンでは、パスワードを変更するにはログインする必要がありました。管理者デフォルトパスワードは「'''mahara'''」です。 | ||
===コマンドラインインターフェースインストーラーを実行する=== | ===コマンドラインインターフェースインストーラーを実行する=== | ||
バージョン1.5. | バージョン1.5.0以降、Maharaではウェブベースのインストーラに代えることのできる素晴らしいコマンドラインのインストールおよびアップグレートツールを提供しています。 | ||
ドキュメントルート内で多くのディレクトリを作成してファイルの所有権を設定するために、あなたのウェブサーバと同じユーザでコマンドラインインターフェース (CLI - Command Line Interface) を実行する必要があります。 | |||
mahara/ | mahara/htdocsディレクトリに移動して次のコマンドを実行してください: | ||
<code> | <code> | ||
php admin/cli/install.php --adminpassword='examplepassword' --adminemail=youremailaddress | php admin/cli/install.php --adminpassword='examplepassword' --adminemail=youremailaddress | ||
Line 176: | Line 173: | ||
===インストール処理がエラーで終了してしまったら?=== | ===インストール処理がエラーで終了してしまったら?=== | ||
しばしば、この状態が発生することがあります。通常、このエラーはあなたのシステムの設定ミスに起因します - 例えば、あなたのデータベースユーザにテーブルを作成する権限を与えていなかったり、十分なバージョンのデータベースを使用していないことが考えられます (詳細は、[[System Administrator's Guide/Installing Mahara#1.%20Dependencies|依存関係]]をご覧ください)。 時々、このエラーはMaharaインストーラーのバグに起因することもあります。原因を探すには、あなたのウェブサーバのエラーログを確認してください。バグが発生した場合、Maharaは詳細情報をエラーログに出力します。 | |||
メッセージはあなたの設定に問題があることを示すであろうと思われますが、仮にMaharaの問題であると思われる場合、私たちが修正できるよう、あなたのログを含んだ情報を[http://mahara.org/tracker バグレポート]に投稿してください。 | |||
あなたが問題を解決できた場合、データベースをドロップ (削除) | あなたが問題を解決できた場合、データベースをドロップ (削除) および再作成してください。これにより、新たなインストールに前回のインストールで使用したテーブルが影響されることを防ぎます。 | ||
</div></div><div id="section_12"> | </div></div><div id="section_12"> | ||
== | ==最後の仕事です (忘れずに!): Cronジョブ== | ||
<font face="Courier New"> | <font face="Courier New">毎分htdocs/lib/cron.phpを実行するため、</font>あなたはcronジョブを設定する必要があります。Maharaには独自のcronが内部に実装されているため、すべてを動作させるには毎分cronを実行させることだけで十分です。 | ||
あなたがcronジョブを設定しない場合、RSSフィードの更新、通知メールの送信およびフォーラム投稿のメール通知が処理されません。 | |||
あなたはコマンドを使用するか、lynxまたはw3mのようなコマンドラインウェブブラウザを使用して、cronスクリプトの実行を設定することができます。 | |||
次のようなcrontabファイルの記述で十分です: | 次のようなcrontabファイルの記述で十分です: | ||
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<nowiki>* * * * * curl http://your-mahara-site.org/lib/cron.php</nowiki> | <nowiki>* * * * * curl http://your-mahara-site.org/lib/cron.php</nowiki> | ||
curlを使用してcronを実行している場合、あなたのApacheエラーログにcronアウトプットが記録されます。あなたがログをApacheログと分けたい場合 (特に良い考え方ですが、セットアップに少々難しさがあります)、[[System Administrator's Guide/Cron Job|separate article about Mahara's cron]]をご覧ください。 | |||
</div><div id="section_13"> | </div><div id="section_13"> | ||
==あなたのMaharaインストレーションを安全にする== | |||
僅かですが、あなたのインストレーションの安全度を増す方法があります。「ウイルススキャン」および「スパムプロテクション」を有効にしてください。 | |||
サイトオプションの下の「セキュリティ設定」を確認してください。 | |||
</div><div id="section_14"> | |||
==私のMaharaがインストールされました - それでは?== | ==私のMaharaがインストールされました - それでは?== | ||
あなたのMaharaインストールが完了しました、おめでとうございます! それでは[[Mahara日本語ドキュメント/システム管理者ガイド/Cronジョブ|次のステップ]]をお読みください。 | |||
あなたがまだMaharaコニュニティに入っていないのでしたら、参加するには良いタイミングです - あなたのMaharaに関して、世界中の熱心なMaharaコミュニティのユーザから助けてもらったり、アイデアを得ることができます。では、フォーラムでお会いしましょう! | |||
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Latest revision as of 21:40, 6 March 2016
このガイドはMaharaのインストールに関するドキュメントです。Mahara は他のプラットフォームにもインストールすることができますが、このガイドでは主要なプラットフォーム (LinuxおよびApache) にMaharaをインストールする人をターゲットとしています。
Maharaはウェブアプリケーションです。これはあなたがダウンロードして実行できる実行形式のファイルのみを意味しているのではありません。Maharaを動作させるにはサーバが必要です (試すだけでしたら、あなたのデスクトップをサーバとして使うこともできます)。あなたはMaharaが動作するため、ApacheウェブサーバおよびPostgreSQLデータベースシステム等、他のソフトウェアもインストールする必要があります。代替手段は、共有ホスティングを利用する方法です - しかし、この方法では、あなたが管理アクセス可能なサーバと同じような自由度はありません。
あなたがDebian/Ubuntuを使用している場合、多くの必須ソフトウェアは (そして、Mahara自体でさえも)、apt-getをコマンドでインストールすることができます。また、あなたが他のLinuxディストリビューションを使用している場合、ディストリビューション特有のインストールツールを使用することもできます。
依存関係
Maharaは、主にLinux上で使用されるよう設計され、Apacheウェブサーバ、PostgreSQLデータベースサーバおよびPHPを使用します。私たちはMySQLデータベースサーバの使用もサポートしています。
加えて、コミュニティのメンバーはMaharaを Mac OSX および Windows 上で動作させることに成功して、Apacheの代わりにnginxを使用できるようにしました。Mahara開発者はこれらのプラットフォーム上での動作を妨げる発見されたバグを修正します。しかし、日々明確にテストされているわけではないため、Linuxボックス+Apacheを使用するのに比べて、あなたに幸運がもたらされる可能性は低くなります。
ハードウェア
- CPU: ここ数年内に製造された速く良質な最新のCPUを使用してください。PHPページはCPUの性能に制限されます。そのため、速いCPUはレスポンスが早いことを意味します。
- メモリ: 絶対最小値として256MBが必要です。1Gまたはそれ以上のメモリを推奨します。
- ディスク: あなたがそれぞれのユーザに設定したいディスククオータ (使用可能なディスク容量) に大きく依存します。それぞれに250MBを割り当てた1000ユーザのサイトでは、あなたは最初に50GBは必要となるでしょう。
あなたに必要なスペックを計算するためのハードウェア条件に関する詳細情報はスケーラビリティをご覧ください。最近のエントリレベルのサーバにより、平均的な大学に十分対応することができます。多くの場合、あなたはVPSのような仮想環境により、上手く対処することができます。
ソフトウェア
- Linux - どのディストリビューションでも構いません。常にテストされているDebianまたはUbuntuを推奨します。Debianにはパッケージも含まれています。
- PHP - 5.1.3またはそれ以上。あなたはこれらのPHP拡張モジュールも必要です。
- PostgreSQL - 8.1+ (推奨)またはInnoDBテーブルをサポートするMySQL 5.0.25+ 。
- Apache - 1.3またはそれ以上。バージョン2またはそれ以上を推奨します。
代替ソフトウェアも含めて、ソフトウェア要件に関する詳細は、こちらをご覧ください 。
コードを取得して、あなたのウェブサーバに置く
Maharaを動作させるには、あなたのサーバにMaharaコードのコピーを置く必要があります。Maharaのスタンダードビルドを直接ダウンロードする、またはあなたがgitの使用方法を知っている場合、gitリポジトリからプロジェクトをチェックアウトすることができます (この選択肢は主に開発者向けです)。
コードを取得した後、あなたのウェブサーバの「htdocs/」ディレクトリ内にコードをコピーしてください。以下のどちらの方法でも適切です:
- ディレクトリすべてをコピーした後、「mahara」のようなディレクトリ名にリネームします - あなたのサイトは、
example.org/mahara/
のようになります。
- または、htdocs/ディレクトリのコンテンツを、あなたのウェブサーバのパブリックディレクトリのトップレベル (通常、htdocsまたはpublic_html) にコピーします - あなたのサイトは、
example.orgのようになります。
あなたがUbuntuに詳しくなく、ファイルのインストールおよびApache設定に関する詳細説明を必要とする場合、ステップバイステップガイドをご覧ください。
データベースを作成する
あなたは、Mahara用にデータベースを作成して、そのデータベースにウェブサーバからアクセスできることを確認する必要があります。コマンドラインに関するインストラクションは下記をご覧ください。あなたがCpanelまたは類似のソフトウェアにアクセスできる場合、代わりに、それらのツールを使用してデータベースを作成してください。
あなたのデータベースのエンコードをUTF8にしてください。以下のコマンドではUTF8エンコードされたデータベースを作成します。あなたがCpanel等の管理システムを使用している場合、UTF8データベースが作成されたかどうか必ず確認してください。
PostgreSQLのコマンドラインインストラクション:
# Run these commands while su'd to the 'postgres' user # If you need to create a database user: createuser -SRDP (username) # Actual database creation createdb -O (username who will be connecting) -EUTF8 (databasename)
MySQLのコマンドラインインストラクション:
mysql --user=root -p [enter password] create database (databasename) character set UTF8; grant all on (databasename).* to 'username'@'localhost' identified by 'password';
可能であれば、あなたのデータベースにPostgreSQLを使用してください。
データディレクトリ作成する
このディレクトリはアップロードされたファイルをMaharaが書き込む場所です。同様に、実行する必要のあるファイルも置かれる場所です。このディレクトリの主要なポイントのひとつは、ウェブサーバから書き込めるという点です。他の主要なポイントは、あなたのMaharaコードがあるディレクトリ内部に置けないという点です! 実際、あなたがpublic_htmlディレクトリを使用する場合、このディレクトリ内にデータディレクトリを置くべきではありません。
あなたのウェブサーバで、このディレクトリを作成する必要があります。あなたがpublic_htmlディレクトリを使用している場合、同じ階層にディレクトリを作成してください。あなたはこのディレクトリに「maharadata」のようなディレクトリ名を付けることができます。ディレクトリを作成した後、あなたには以下のようなディレクトリ構造 (ファイルを省略) が見えるはずです:
.../yourusername/public_html
.../yourusername/maharadata
あなたはmaharadataディレクトリがウェブサーバのユーザから書き込めるようにする必要があります。あなたはオーナーをウェブサーバユーザに変更するか、777にchmodすることができます。後者はお勧めできません。しかし、あなたが共有ホスティングを利用している場合、恐らく、そうする必要があるでしょう。あなたはFTPプログラムを使用してディレクトリをchmodすることができます。
Maharaのconfig.phpを作成する
Maharaのhtdocsディレクトリ内にconfig-dist.php
というファイル名のファイルがあります。このファイルをコピーして、config.phpというファイル名に変更してください。そのファイルを開いた後、あなたは、内容を適切に編集する必要があります。ファイルのコンテンツはコメントアウトされて、変更すべき内容はそれほど多くありません。しかし、以下の設定に関しては、十分注意してください:
- データベース接続詳細情報 — $cfg->dbname、$cfg->dbuser、$cfg->dbpass、$cfg->dbprefix に適切な値を入れて、データベース詳細情報を設定してください。
- 注意: Moodleとは異なり、あなたはdbprefixを設定する必要はありません。最初にdbprefixを使用せず、動作するかどうか確認してください。あなたが必要だと思った場合、dbprefixを空にして接頭辞を$cfg->dbnameおよび$cfg->dbuserIfに直接追加することもできます。
- dataroot - ここにはあなたがウェブサーバユーザによる書き込みを可能にしたディレクトリのファイルパスを設定してください。これはファイルシステムパスであり、Linuxでは
/path/to/your/directory
のように、そしてWindowsではC:\path\to\your\directory
のようになることに留意してください。これはhttp://example.org/maharadata のようなウェブアドレスではありません! - ディレクトリパーミッション - あなたがrootアクセスできないサーバを使用している場合、後でバックアップおよび言語パックをインストールできるよう、ディレクトリに0700~0777または類似のパーミッションを設定してください。
Apacheの設定
メモ: あなたが共有ホスティングを使用している場合、恐らく、この設定を変更する必要はありません。このセクションは無視してください。
シンプルなApacheバーチャルホストの設定で十分です:
ServerName example.org DocumentRoot /path/to/mahara/htdocs ErrorLog /var/log/apache2/mahara.error.log CustomLog /var/log/apache2/mahara.access.log combined AllowOverride All
あなたのapache設定にServerAliases設定が含まれていないことに留意してください。Maharaには、1つのURIを通してアクセスしてください。このことにより、正しいドメインがクッキーに確実に設定され、この1つのURIに対して、ネットワーク機能のSSL証明書を生成することができます。あなたがサーバエイリアスを使用している場合、2度ログインする必要があるトラブルに遭遇する可能性があります。また、あなたの他のサイトとのSSOに問題が生じる可能性もあります。
上記と同様に2番目のバーチャルホストディレクティブを使用する場合、あなたはexample.orgおよびwww.example.org両者をサイトアクセスに使用することができます:
ServerName www.example.org # You _can_ add ServerAliases here if you want more than one URL to # redirect to your main site # ServerAlias foo.example.org Redirect Permanent / http://example.org/
あなたのPHP設定を調整する
あなたのphp.iniファイル内 (通常 /etc/php5/apache2/php.ini) に下記設定があることを確認してください:
register_globals off magic_quotes_runtime off magic_quotes_sybase off magic_quotes_gpc off log_errors on allow_call_time_pass_reference off upload_max_filesize 50M post_max_size 50M
基本的なウェブインストーラーを実行する
config.php (およびApacheの設定、共有ホスティングの場合は不要) の設定完了後、あなたはウェブブラウザを使用してMaharaインストールを実行することができます。インストール画面では、Maharaの使用条件が表示され、同意が求められます。使用条件に同意した場合、「同意」をクリックすることで、あなたのデータベースにMaharaがインストールされます。「続ける」をクリックした後、あなたは管理者パスワードの変更を求められます。そして、あなたは新しいMaharaにログインすることになります。おめでとうございます!
メモ: 管理者ユーザ名は「admin」です。Mahara 1.2以前のバージョンでは、パスワードを変更するにはログインする必要がありました。管理者デフォルトパスワードは「mahara」です。
コマンドラインインターフェースインストーラーを実行する
バージョン1.5.0以降、Maharaではウェブベースのインストーラに代えることのできる素晴らしいコマンドラインのインストールおよびアップグレートツールを提供しています。
ドキュメントルート内で多くのディレクトリを作成してファイルの所有権を設定するために、あなたのウェブサーバと同じユーザでコマンドラインインターフェース (CLI - Command Line Interface) を実行する必要があります。
mahara/htdocsディレクトリに移動して次のコマンドを実行してください:
php admin/cli/install.php --adminpassword='examplepassword' --adminemail=youremailaddress
実際のインストールプロセスを表示するため、あなたは任意で--verbose
オプションを使用することができます。また、インストーラのオプションの補足説明のため、--help
を使用することもできます。
インストール処理がエラーで終了してしまったら?
しばしば、この状態が発生することがあります。通常、このエラーはあなたのシステムの設定ミスに起因します - 例えば、あなたのデータベースユーザにテーブルを作成する権限を与えていなかったり、十分なバージョンのデータベースを使用していないことが考えられます (詳細は、依存関係をご覧ください)。 時々、このエラーはMaharaインストーラーのバグに起因することもあります。原因を探すには、あなたのウェブサーバのエラーログを確認してください。バグが発生した場合、Maharaは詳細情報をエラーログに出力します。
メッセージはあなたの設定に問題があることを示すであろうと思われますが、仮にMaharaの問題であると思われる場合、私たちが修正できるよう、あなたのログを含んだ情報をバグレポートに投稿してください。
あなたが問題を解決できた場合、データベースをドロップ (削除) および再作成してください。これにより、新たなインストールに前回のインストールで使用したテーブルが影響されることを防ぎます。
最後の仕事です (忘れずに!): Cronジョブ
毎分htdocs/lib/cron.phpを実行するため、あなたはcronジョブを設定する必要があります。Maharaには独自のcronが内部に実装されているため、すべてを動作させるには毎分cronを実行させることだけで十分です。
あなたがcronジョブを設定しない場合、RSSフィードの更新、通知メールの送信およびフォーラム投稿のメール通知が処理されません。
あなたはコマンドを使用するか、lynxまたはw3mのようなコマンドラインウェブブラウザを使用して、cronスクリプトの実行を設定することができます。
次のようなcrontabファイルの記述で十分です:
* * * * * curl http://your-mahara-site.org/lib/cron.php
curlを使用してcronを実行している場合、あなたのApacheエラーログにcronアウトプットが記録されます。あなたがログをApacheログと分けたい場合 (特に良い考え方ですが、セットアップに少々難しさがあります)、separate article about Mahara's cronをご覧ください。
あなたのMaharaインストレーションを安全にする
僅かですが、あなたのインストレーションの安全度を増す方法があります。「ウイルススキャン」および「スパムプロテクション」を有効にしてください。
サイトオプションの下の「セキュリティ設定」を確認してください。
私のMaharaがインストールされました - それでは?
あなたのMaharaインストールが完了しました、おめでとうございます! それでは次のステップをお読みください。
あなたがまだMaharaコニュニティに入っていないのでしたら、参加するには良いタイミングです - あなたのMaharaに関して、世界中の熱心なMaharaコミュニティのユーザから助けてもらったり、アイデアを得ることができます。では、フォーラムでお会いしましょう!
トラブルシューティング
Maharaのインストール時、あなたにトラブルが発生した場合、一般的な問題に関する回答を含んだ、トラブルシューティングページをご覧ください。